人の力は、大自然のそれにも及びもしませんが、力尽くでなく、手を差し延べ、相寄ることで、自然の力を借りながらその内に潜在するより大きな力を引き立て、守り、育てゆくことが出来ると考えます。
発展の美名のもとにあった人工的な美しさ。それを根本から、発想転換することが、これからの景観創造の始まりとなるでしょう。遠い記憶の底にある発見や驚き、感動。素足で飛び込む水辺、そこここの生き物。そんな事々を子供達に伝えてゆきたい。それは、人々にとって、とても居心地の良い安らぎの場となり、同時に自然の生き物達にとっても、安住の地となるでしょう。
自然を取り込み活かす方法を探りながら、種々の情報と技術力をバックアップに、潤いのある景観創りを提案してまいります。