「草花」で彩る

洋の庭といえば、イングリッシュガーデンのように四季折々の草花で明るく彩られた植栽が印象的です。草花には日のよく当たる場所が好きなものと、日陰が好きなものがそれぞれにあり、また一年を通して緑を保つ常緑性のものと、季節によって花や葉を楽しむ落葉性のものとを組み合わせることによって、多くのバリエーションが生まれます。ここでは四季を通じて花や緑を楽しめ、暮らしに彩りを添える簡単なポイントをご紹介します。

庭を彩る草花たち

四季を通じて楽しめる花えらびのポイント

  • 花を植える場所をよく知ることがとても大切です。庭や花壇の広さやどこから見るのか、また日照時間や方角、風通し、水はけなどを確認し環境に合った植物を選ぶと、枯れにくく長い間花を楽しめます。
  • 花色の組合せは、庭のイメージに合わせて好きなものを選ぶ方が良いでしょう。このとき、花の大きさやテクスチャー、葉色にも目を向けてみると組み合わせの幅が広がります。
    四季折々の花を楽しむには、一年草だけでなく多年草や宿根草、花木などもとり混ぜることをおすすめします。花の咲いている期間(開花期)が長いものをベースに、スポット的に開花期の短いものを組み合わせます。

カラーリーフをとりいれる

カラーリーフとは、斑入りや銀葉、黄葉、青葉、銅葉など葉の美しさが際立つ植物のことで、お庭のアクセントになります。冬から春先にかけては庭を彩る花が少なくなりますが、色々な形や多彩な葉色をもつカラーリーフを植えておくことで、花が少ない季節でも葉だけを見て十分楽しむことができます。またお手入れも花ほど手間がかからないのも魅力の一つです。

  • ギボウシ

  • ラミウム

  • アジュガ

  • フウチソウ

  • ハツユキカズラ

  • ヒューケラ

  • ギルドエッジ

香りや実りを楽しむ

畑がなくても、庭や花壇の一部に料理に使うハーブや野菜を一緒に植えたキッチンガーデンで香りや実りを楽しむことができます。自分で育てたハーブや野菜を収穫することで、食べる喜びも深まります。育てる楽しさだけでなく、欲しいときに欲しいだけ収穫できる便利さや、新鮮なものを味わえるのも魅力です。庭木として実のなる樹木を植えるのも良いでしょう。

  • イチゴ

  • ブルーベリー

  • ミニトマト

  • リーフレタス

  • タイム

  • バジル

  • ローズマリー